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湿 地 植 物 概 説 【Outline of water plants】Vol.0 植物分類体系 〜水草と植物分類〜 |
| 分類和名 | 分類英名 | 例 |
| 界 | Kingdom | 動物界、植物界 |
| 門 | Phylum/Division(*) | 被子植物門、繊毛虫門 |
| 綱 | Class | 双子葉植物綱、単子葉植物綱 |
| 目 | Order | モクレン目、クスノキ目、スイレン目 |
| 科 | Family | ヒルムシロ科、リンドウ科、リス科、イヌ科 |
| 属 | Genus | アサザ属、タヌキモ属、ヒト属、シマリス属 |
| 種 | Species | Najas marina Linn. Potamogeton Fryeri A.Bennett |
| 界 | 解説 | 例 |
| 植物界 | 光合成を行う「陸上」植物 | 種子植物・シダ植物・コケ植物 |
| 動物界 | 多細胞動物 | 脊椎動物・軟体動物・腔腸動物・節足動物・・・ |
| 菌界 | キノコ・カビの仲間 | 菌類 |
| 原生生物界 | 他に属さない生物 | ラン藻を除く藻類・原生動物・粘菌 |
| モネラ界 | 単細胞生物 | ラン藻・細菌 |
| 植物 | 種子植物 | 被子植物 | 双子葉 | 合弁花 | ヌマトラノオ、イヌゴマ、シロネ、ハッカ、ミツガシワなど |
| 離弁花 | ジュンサイ、ヒツジグサ、タチモ、ムジナモ、コウホネなど | ||||
| 単子葉 | ヒルムシロ、コブナグサ、マムシグサ、オオトリゲモ、ミズアオイなど | ||||
| 裸子植物 | ヒノキ科、マツ科、スギ科、ソテツ科などの木本 | ||||
| コケ植物 | ホソバミズゼニゴケ、ヤナギゴケ、ウキゴケ、イチョウウキゴケなど | ||||
| シダ植物 | ミズニラ、ノキシノブ、サンショウモ、デンジソウ、アカウキクサなど | ||||
| 藻類 | シャジクモ、アオミドロ(多細胞)、ミカヅキモ、ケイソウ(単細胞)など | ||||
もちろん水草も植物ですから、上記分類のどこかには種として分類されます。ヒルムシロは植物界−種子植物−被子植物門 (モクレン門)−単子葉植物綱 (ユリ綱)−イバラモ目−ヒルムシロ科−ヒルムシロ属−Potamogeton distinctus. Linn.です。|
【欄外黒板】最古の被子植物 水草は一度海から上陸した植物が再度水中に入った、という説が有力ですが、よく調べてみると証拠となるものが無いのです。水草に気孔の痕跡が見られるとか、被子植物が陸上で進化したと「考えられている」という程度の根拠です。 逆に「証拠」レベルの話では、中国遼寧省のジュラ紀〜白亜紀の地層から発見された最も古い被子植物の化石が水生植物らしいとの報道がありました。現在でも下記Webサイトで記事を見ることが出来ます。被子植物の起源については謎が多く、化石や物証は少なく、一説ではかのダーウィンも二の足を踏んでいたテーマらしいです。 冒頭下線部の「常識」を考慮しないと色々楽しい想像が出来て嬉しいですね。以前原稿は起こしましたが、ヒルムシロ科はアマモ(海産)からカワツルモ(汽水産)、リュウノヒゲモ(汽水、淡水産)からササバモ、ヤナギモのように純淡水産まであって進化の道筋が水中伝い、という可能性もあるのではないかという仮説を立てたことがあります。良く考えてみるとアマモが原始的ヒルムシロ科だとすればアマモが突入したのが淡水ではなく海だった、というだけの話なのですが。とは言え、この科にはなぜ完全な陸上植物が無いのか、イバラモ科はどうなのか、色々と疑問があります。 それが「最古の被子植物は水草の可能性が高い」と来た日にゃ頭がクラクラするほど嬉しくなってしまうではないですか。時々定説を覆す大ネタが出るのが自然科学ですが、「あんたは冥王星を見たんかい!」という姿勢も重要ですね。 参考Webサイト 大阪市立自然博物館 |
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