湿 地 植 物 概 説 【Outline of water plants】Vol.1 湿地の植物たち 〜自生形態の嘘と真実〜 |
chapter1 湿地植物の自生形態 |
生活の場 | A 水面 | B 水中 | C 水際(抽水) | D 陸上(湿地) |
1 浮遊植物 | ウキクサ、アオウキクサ、サンショウモ、アカウキクサ、イチョウウキゴケ | マツモ、ヒンジモ、タヌキモ、カヅノゴケ | − | イチョウウキゴケ、カヅノゴケ |
2 浮葉植物 | アサザ、ガガブタ、トチカガミ、ヒルムシロ、ホソバミズヒキモ、コウホネ、ハス | ヒルムシロ、ササバモ、コウホネ | アサザ、コウホネ | アサザ、ヒルムシロ、ササバモ |
3 沈水植物 | − | クロモ、マツモ、エビモ、リュウノヒゲモ、オオトリゲモ、ヒロハトリゲモ、イバラモ | − | − |
4 抽水植物 | エゾノミズタデ | ヤナギタデ、キクモ、ミズユキノシタ | ヤナギタデ、ヤノネグサ、サクラタデ、ヌマトラノオ、ハッカ、ミズユキノシタ | ヤナギタデ、ヤノネグサ、サクラタデ、ヌマトラノオ、ハッカ、ミズネコノオ、ミズユキノシタ |
chapter2 明確に定義できない水草 |
chapter3 分類をさらに掘り下げる |
【欄外黒板】情報の独り歩き 水槽内では魚の残餌や排泄物から窒素やリンが供給されるのでカリが不足する、今更ですが凄い説です。おそらく水槽内の物質循環をすべて把握し、定量的に数値として示された説ではないでしょう。壊れたリービッヒ理論からの憶測なのでしょうね。 アクアリウムの世界は不思議な世界で、このような憶測情報が独り歩きするのみならず、明らかに窒素不足の白化現象に対して二価鉄やカリを添加するようなソリューションが横行しています。何回も書いていて飽きてきていますが、二価鉄やカリの過剰は植物に害なのです。じゃあどの程度が必要でどの程度以上が害なんだ、と言われそうですが、私は両方意識的に添加することなく長年水草水槽を維持してきました。いらないのです。散々書いてきますので両成分についての論評はとりあえずこれくらいで。 問題はなぜ得体の知れない情報が独り歩きするか、という事なのです。思い出話をさせて頂くと、アクアリウムを始めて間もない頃、どうしても水草が上手く育たない、どうしても藻類が増殖して見苦しくなるという時期を人並みに経験してきました。ある本には「フィルターを1サイズ大きくする」「照明が強すぎると苔が発生する」「餌の量が多いと窒素過多になり藻類が増殖する」とありました。 これらは自分で悩んで到達した結論からすべて誤り、と判断しました。フィルターを強化、ふむふむ成程!。しかしフィルターが強力になっても出てくるのは硝酸塩という窒素ですよね??ただでさえ弱い蛍光灯の光を落せば水草が弱りますよね??窒素は植物に必要な「多量元素」ですよね?? こういう事が堂々と少なからず金を払わなければならない書籍や雑誌に書いてあるのです。そしてその通り高価なフィルターや器具類、肥料や添加剤を購入し、それでも上手く行かないのは自分のスキルが足りないためと諦めているのです。こういう人って結構多いんじゃないかな。 育成難種は難種として、それ以前に情報に振り回されて自分で難しくしている場合も多々あるのでしょうね。アクアリウムで最も重要なスキルは「情報を取捨選択できるスキル」ではないのでしょうか。 |
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