湿 地 植 物 概 説 【Outline of water plants】Vol.2 弱酸性環境概論 〜改題「水草はなぜ弱酸性で育つのか」〜 |
chapter0 最初に |
chapter1 見過ごされている事実 |
chapter2 二つの事象についての検討 〜遊離炭酸について |
pH | |||||||||||||
5.0 | 5.5 | 6.0 | 6.25 | 6.5 | 6.75 | 7.0 | 7.25 | 7.5 | 7.75 | 8.0 | 8.25 | ||
KH | 1 | 347 | 108 | 34 | 19 | 11 | 6 | 3 | 2 | 1 | 1 | 0.3 | 0.2 |
2 | 669 | 209 | 66 | 37 | 21 | 12 | 7 | 4 | 2 | 1 | 0.7 | 0.4 | |
3 | 981 | 308 | 97 | 55 | 31 | 17 | 10 | 5 | 3 | 2 | 1 | 0.5 | |
4 | 1284 | 404 | 128 | 72 | 40 | 23 | 13 | 7 | 4 | 2 | 1.3 | 0.7 | |
5 | 1581 | 498 | 157 | 88 | 50 | 28 | 16 | 9 | 5 | 3 | 1.6 | 0.9 | |
6 | 1873 | 590 | 186 | 105 | 59 | 33 | 19 | 10 | 6 | 3 | 1.8 | 1 | |
7 | 2159 | 681 | 215 | 121 | 68 | 38 | 21 | 12 | 7 | 4 | 2.1 | 1.2 | |
8 | 2440 | 770 | 243 | 137 | 77 | 43 | 24 | 14 | 8 | 4 | 2.4 | 1.3 | |
9 | 2718 | 858 | 271 | 152 | 86 | 48 | 27 | 15 | 9 | 5 | 2.7 | 1.5 | |
10 | 2992 | 944 | 298 | 168 | 94 | 53 | 30 | 17 | 9 | 5 | 3 | 1.6 | |
11 | 3262 | 1030 | 325 | 183 | 103 | 58 | 33 | 18 | 10 | 6 | 3.2 | 1.8 | |
12 | 3529 | 1114 | 352 | 198 | 111 | 63 | 35 | 20 | 11 | 6 | 3.5 | 1.9 | |
13 | 3793 | 1198 | 379 | 213 | 120 | 67 | 38 | 21 | 12 | 7 | 3.7 | 2.1 | |
14 | 4054 | 1280 | 405 | 227 | 128 | 72 | 40 | 23 | 13 | 7 | 4 | 2.2 | |
15 | 4312 | 1362 | 430 | 242 | 136 | 76 | 43 | 24 | 14 | 8 | 4.2 | 2.4 | |
16 | 4568 | 1443 | 456 | 256 | 144 | 81 | 46 | 26 | 14 | 8 | 4.4 | 2.5 |
chapter3 2つの事象についての検討 〜アンモニウムについて |
chapter4 第三の仮説 〜邪魔なはずのミネラル |
【欄外黒板】商品情報開示義務 メーカーが製造する商品には様々な情報があります。デジカメなどは消費者が理論武装していますので、画素数、ISO感度、シャッタースピードなどの基本情報はもちろんのこと、センサーの種類やサイズ、ファインダー視野率など、かなり専門的なスペックまで公開されています。また最近ではPL法(製造物責任法)によって、使い方による被害の可能性までこと細かな情報公開が成されています。 かたや逆の意味で凄いのがアクアリウム用品。パッケージには様々な謳い文句が書いてありますが、本当の意味での情報はそれほど多くありません。60cm水槽で水草中心に育成したい、その時の器具は?非常にシンプルな問いにさえアクアリウムの製品群は答えていません。60cm水槽セットという製品があって、たしかに2灯式の蛍光灯や外部フィルターなどがセットされています。でも水草中心なら蛍光灯は4灯以上必要だしCO2の強制添加も必要です。セットを購入する多くが初心者、と考えれば肥料分を含んだソイルのセットは失敗の確率も高くなるでしょう。 ハードウェアの性能だけでは運用は表現できないでしょう。かくして今日もどこかの掲示板に初心者が質問スレッドを立てるわけです「60cmで水草中心に〜」。 度々引き合いに出して恐縮ですが、その点カメラのマニュアルは行き届いていますね。手元にCanonのEOS Kiss Digital Nのマニュアルがありますが、基本機能の他に「セルフタイマーで撮りたい」「花火を撮りたい」など目的別の撮影方法についてかなりのページをさいています。私はPCやプリンタのマニュアルは読みませんがカメラのマニュアルは良く読みます。これで初心者でもそれなりに写真が撮れるようになるのです。 アクアではそんなものが現在でも無いために聞くしかありません。ネット環境が無かった時代にはショップに通い詰め、試行錯誤を重ねて正しい方法論に辿りつくという、端から見ればアホのような迂遠な方法が正攻法でした。 もちろん現在はそれらしきサイトの掲示板に質問することが出来ます。しかし、自分の知識を披露したいだけの教えたがりや(結局知りたい事以上の話が多く訳分からない)必要以上にマナーが厳しく(挨拶はどうした、レスが遅い、聞き方が悪い)疲れてしまう場合も多々あります。考えれば初心者の障壁が高い趣味の世界だなぁと思います。 そんなアクア界のなかで一際製品情報が欠如している「肥料状製品」の話。 いわゆる「肥料」については主に農作物に使用するものであり安全性の観点から肥料取締法によって様々な規制があります。認可制ですので届出→認可の間時間がかかりますし費用もかかります。製品として開発するための研究費、製造にあたってのプラント設備などは言うに及びません。 これがアクアプランツという非常に小さな市場で可能なビジネスモデルでないことは明らかです。よく見られる「アクアリウム用の肥料は成分が分からないので園芸用を使う」と仰る気持は分からないではありませんが、本来営利を目的とする企業にボランティアを強いるようなものですね。もちろん肥料と呼称できないために「水草成長促進剤」などと表記されていますが、この手のモノを使用すれば「成長促進と書いてあるのに苔だらけで枯れたゾ」とメーカーに抗議することが可能です。園芸用では「園芸用で水槽内の使用は想定していません」で終わり、自己責任です。 それ以前に例え成分が分かったとしても二価鉄やカリへの必要以上の信仰を見るにつけ、果たして目的のために手段を選択できるユーザー層なのか、と考えてしまいます。悪く言えば成分が分かる肥料を使用しても加持祈祷と大差のない効果しか得られないユーザー層ではないかと思ってしまいます。 これはユーザー層が悪いわけではなく、必要な情報を開示していないメーカーの責任と、そのメーカーの広告料で成り立つアクア雑誌の責任ですね。個人のWebサイトでどんなやりとりや誤情報が飛び交おうと、非営利のWebサイトにその責を負わすことは到底不可能です。情報開示に関しては明確に受益者責任だと思います。 |
参考資料 |
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