湿 地 植 物 概 説 【Outline of water plants】Vol.4 グレーゾーンの水草達 〜育成難種というカテゴリーその3 最終回〜 |
公開 | 2007.02.12 |
追記 | 2008.10.11 |
chapter1 湿地植物の「常態」と栄養吸収 |
chapter2 栄養吸収のロジック |
chapter3 水中葉は「水中葉」なのか |
chapter4 表現型可塑性 |
chapter5 蛇足的整理 |
(a)沈水植物 | 適切な光量、肥料、二酸化炭素溶存量があれば水槽に最も向いた植物 |
(b)水中耐性有り陸上植物 | 一定期間水中生活が可能。一時的に水没する環境や沈水植物から再進化した際に身に付けた形質を持っている可能性が強い。花壇のグランドカバーであるリシマキアや、耐える時間は短いがドラセナなど観葉植物が該当する |
(c)一時的に沈水葉を形成する湿地植物 | 水没しやすい環境に育つために水中で沈水葉を形成する能力を持っている。しかしその意味は気中で開花・結実するための準備期間であり、特に一年草は沈水状態を永続させることが出来ない。ミズネコノオは難しいのではなく元々の性質なのである |
(d)渓流沿い植物 | 常時飛沫を浴びたり増水によって水没するために水中耐性を持っている。アヌビアスは渓流沿い植物である、という説もあるが、そうであれば「耐える」時間が長いだけであると考えられる。言われてみれば明確な沈水葉は形成しない |
【欄外黒板】Pentaxの遺伝子 遺伝子の話ついで、という訳ではありませんが2006年12月21日に発表されたペンタックス株式会社とHOYA株式会社との経営統合について感想など。 HOYA株式会社は世間一般の認識「メガネ、レンズメーカー」とは異なり、半導体関連や医療機器分野の優良企業です。Pentaxが合併する相手としては業種業態、財務内容から見て相応しい相手でしょう。 これで「カメラを作る企業」としては立て続けにコニカ、ミノルタ、ペンタックスが消えたことになります。(Pentaxというブランド、遺伝子がどう残るのかという話は後半の話として)デジカメ市場が大きくなりビジネスチャンスが拡大しているのになぜこんな事が起きるのでしょうか? その前に、企業が合併したり統合したりする際によく用いられる「お互いの強みを生かしてシナジー効果(相乗効果)を〜」というのは大本営発表です。Pentaxも出来れば一本でやっていきたいのです。常識で考えれば分かります。 企業が統合すればダブる部署は不要となります。経理や人事や総務など間接部門はまさにダブりです。それぞれ専門性の強い部署の社員は「営業に飛ばされ」るのでしょうか?希望退職を募るのでしょうか?統合なってPentaxがHOYAの一部門となった際にも、HOYAがWeb上で標榜する各事業部門に対する高い達成基準が満たせるのでしょうか。それが出来なかったからこそ統合の道を選んだように思うのですが・・・ 「出来なかった理由」にも通じますが、今のデジカメ市場は競馬や競輪状態だと思います。メーカーは馬券や車券を買わなければなりません。(新製品を開発しなければなりません)そして的中した(ヒットしてシェアを取った)者だけが払い戻し(利益)を得られます。 私も製造業におりますので良く分かりますが、新製品を一機種開発するためには膨大な費用がかかります。回収して利益を出すには何万台程度のオーダーではないはず。今のデジカメは「一部のマニアに根強いファン」とか「玄人受け」などは許されないのです。渾身の自信作に他社の戦略商品をぶつけられたら・・・。開発費、マーケティング費用の回収は不可能です。赤字となって積み重なるのです。製品のカタログ作りも携わったことがありますので分かりますが、カメラのカタログ一つ取っても1部1,000円程度の原価がかかっているものはザラにあります。販売店もユーザーもカタログは買いません。 【Pentaxは残るのか】 市場環境から見れば残る必然性はありません。代替メーカーが山程あります。このまま消えて行っても特別なファン以外はまったく影響もありません。 残るかどうかはひとえにHOYAの事業部門として採算が取れるかどうか、という点でしょう。K10Dで証明された通り、デジタル一眼のユーザーは「EFマウントのレンズが10本あって身動きが取れない」「ブランドがNikonじゃなければダメ」という層は少数派で、バランスの良いメカが出れば比較的容易に乗り換えます。 乗り換えを決断するに足る魅力的商品を継続して開発できるかどうかが事業部門として採算が取れるかどうかの分岐点だと思います。 ハードオフ(リサイクル店)のカメラコーナーの一角に「ジャンク品」コーナーがあり、銀塩一眼でかろうじてシャッターが切れる古い一眼レフが並んでいます。ヤシカ、ペトリ、コニカ、ミノルタ・・・消えて行ったブランドのカメラもあります。時折PentaxSPを見かけますが、はじめて一眼レフを購入した際に最後までCanonFTbと択一で悩んだことを思い出します。 M42スクリューマウント、Super-Takumar 50mm/f1.4、Pentaxの上にある「Asahi」、懐かしいキーワードが目の前に!(何度も買いそうになっています^^;) 「PentaxK10D!懐かしい、これ欲しかったんだよな」「うゎパンケーキだ、まだあったんだ!」という日が来ないことを願いつつ・・・ |
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