植物用語辞典 利助流家元版

ヤ行


【葯】やく 【葯室】やくしつ
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葯は、雄蕊の先端にある花粉嚢のことであり、葯室は花粉を収納する単位の「区画」または「部屋」状の構造を指す言葉。
この言葉を始めて知ったのは、採集したイバラモ科の植物がトリゲモかオオトリゲモか、という同定を求める掲示板上の話で、明確な識別点は前者が葯室1、後者が4という点しかない、という話からである。
そう言われても葯室なるものが果たしてどの部分なのか、いやそれ以前に花がどれなのかさっぱり分からなかった私は、複数個所のトリゲモをまとめて神戸大学の角野教授に送りつけるという暴挙に出た。すでに花は終わり実が付いていたらしいが、実の特徴からオオトリゲモらしいと懇切丁寧なメールを先生から頂戴した。
この時から、植物を趣味とする以上、実体顕微鏡は不可欠であるという信念が芽生えたが、資金力はいまだに芽生えておらず思っただけで終わっている。もう一点芽生えた信念「困った時には研究機関」(爆)

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