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標準和名 | ワスレナグサ | 学名 | Myosotis scorpioides L. | 分類 | ムラサキ科ワスレナグサ属 |
育成形態 | 【花】 | 【外】 | 【水】 | カテゴリー | 【浮】 | 【葉】 | 【抽】 | 【湿】 | 【沈】 | 帰化植物 | 現状指定なし | 自生環境 | 水田 | 湿地 | 湖沼 |
生活型 | 一年草 | 多年草 | 越年草 | 増殖 | 実生 | 地下茎 | 株分け | 挿し芽 | 同定 |
湿地の植物というよりも我が国では鉢植え、庭植えの園芸植物として馴染み深い。優雅な和名を持つがヨーロッパ・アジア原産の帰化植物である。花期以外の草姿はありがちな「雑草」なので非常に目立たないが探せば結構湿地にはある。逸出源は言うまでもないだろう。 意外な事に水草水槽に沈めると相当長期間、矮小化しながらも生き延びる。明らかな沈水葉は確認できないが、湿地植物らしさを感じる性質である。もちろん水草としての美しさはほぼ無いのであえて育成する価値もないと思う。 和名由来はドナウ川の岸に咲く花を恋人に贈ろうとして、川に落ちて流された哀れな人が、流される間際に「忘れないで」と叫んだことによるようで(もちろん伝説だろうが)、事実英語ではforget me not、ドイツ語ではVergissmeinnichtで和名と同じニュアンスを持っている。 漢字で書けば勿忘草、記載学名では正式な標準和名はシンワスレナグサらしいが、データソースとしているoNLINE植物アルバムの記述に従っている。尚、園芸流通しているものにはノハラワスレナグサ(Myosotis alpestris)やエゾムラサキ(Myosotis sylvatica)もあるが、種間交雑も多い事実に鑑み画像の株がどの種にあたるか正確には同定していない。総称としての同定とご理解いただきたい。 |
標準和名 | ワタラセツリフネソウ | 学名 | Impatiens sp. | 分類 | ツリフネソウ科ツリフネソウ属 |
育成形態 | 【花】 | 【外】 | 【水】 | カテゴリー | 【浮】 | 【葉】 | 【抽】 | 【湿】 | 【沈】 | 環境省RDB | 記載なし | 自生環境 | 水田 | 湿地 | 湖沼 |
生活型 | 一年草 | 多年草 | 越年草 | 増殖 | 実生 | 地下茎 | 株分け | 挿し芽 | 同定 |
ツリフネソウ(Impatiens textori Miq.)という花を舟に、花柄を釣り糸に見立てた優雅な和名を持つ植物があるが、フィールドワーカー大和田真澄氏が渡良瀬遊水地に自生するツリフネソウの相違点を調査、新種として記載されたものである。ただし学名はまだsp.のままで固有の種小名は付与されていない。 その後千葉県内などいくつかの湿地で発見された本種は様々な理由で絶滅または減少しているらしい。湿地植物の喪失は自生地の喪失とリンクしている場合が多いが、本種は採集圧が問題になるレベルにあるのではないかと思う。 湿地植物のタイプとしてはヒメハッカ同様、地下水位に依存する半乾地性ではないか、と思われる。 また、渡良瀬遊水地という固有の環境で独自の進化を遂げた植物であって、鑑賞目的などの理由で持ち出すべきではないと思う。 |
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