利助おじさんの探検絵日記

【その21】ペナンで脱力 Part1


◆南の島へ◆


南の島にはまっています。以前家族で行った沖縄は本当に素晴らしく、湿地で水草探す気も起きないほどリゾートしてしまいました。海中道路のパーキングからエメラルドグリーンの海と遠くの半島や島々を眺めていると虫に悩まされながら水草探す気などこれっぽっちも起きません。帰ってきてから「せめてケニオイグサとミクロソぐらい見たかった!」と悔しがる程度です(爆)。
そういう訳で今年も格安沖縄旅行を狙っていましたが、なかなか休みを取れないこともあって日程的にはお盆休みお金持ちコースを選択するしか無い状況でした。
本当はマニア同士でフィリピンとマレーシアへ渡り、山下財宝探すついでにクリプトでも見てくるかという企画もあったのですが、みなさんいざとなると引き潮のように尻込みして「残るは隊長ばかりなり」(別グループでも隊長を務めさせて頂いております、はい)ここは家族でマレーシアリゾート。あわよくば植物探査も、ってことで。

ワタクシ本来「遊べば勝ち」タイプなので南方系なのかも知れません。オフで知っている方には「顔見れば分かる」と言われそうですが(汗)。 そういう訳でいざ南の島へ。一番安かったマレーシアはペナン島へ。ペナン島土産はペナント(古っ)だぁとギャグかましながら成田に向かいました。


◆ペナン島◆


ペナンはマレー半島の西岸沖、インド洋に浮かぶ小島です。やや北方のランカウイと並んで観光地です。
ペナンと言えば我々的にはCry.elliptica、Cry.minimaなどが有名で以前Cry.affinisもペナン産があったような記憶があります。最近ではホシクサsp.ペナン。
でも今回は採集は一切する気がありませんでした。気難しいマレー産を小うるさくなった植物検疫を通り抜けて無事持ち帰る自信が無かったのと、そもそもクリプトから足を洗って3年以上なので興味そのものも希薄で(汗)。

さて、一路香港行のキャセイパシフィックB777に乗り込むとそこはもう異国。英語と中国語のアナウンスが飛び交うなか、笑顔の素敵な中国系パーサーに見とれつつ早朝の移動に疲れて早くも撃沈。
香港で乗り換え、クアラルンプール経由ペナン行に乗り換えましたが、成田で一服してから5時間近く経過し、そろそろ煙草が・・・。どこか喫煙所と探すうちに恐ろしい看板が!(下の写真参照)うっかりした場所で喫煙すると5000香港ドルの罰金!日本でも都内で3000円の罰金なので当然と言えば当然なのですが罰金額が高いですね(汗)。


◆何かあるとは思ったが◆


さて、家を朝6時に出発し目的地ペナンに到着したのが夜8時。ペナン国際空港で荷物を受け取り、受け取り・・・。スーツケースが1個無いやんけ!どないなっとんじゃ!責任者出て来い!
てな事を英語力を総動員してマレー人のおっちゃんに鬼のように詰め寄って何とか香港で積み残しされた事が発覚。24時間以内にホテルに届けんとえらい目にあうで!と捨て台詞をかましてホテルに向かいました。(*1)
知っている方は知っていると思いますが、ワタクシもともと顔の造作や色が日本人離れしており、加えて夏休みに入って伸ばし始めた口髭と相まって得体の知れぬコスモポリタン風の人相でしたので、マレーのおっちゃんがビビっているのが分かりました。気の毒な事をしました(爆)。
幸いメインの着替え類ではなくプール用品とか無くても何とかなる方でしたので事なきを得ました。翌日現地ガイドのユーさんという中国系の方がホテルに届けて下さいました。
こういう事が良くあるのは承知でしたが自分の身に降りかかるのは初めてでした。女房も私も相当海外に行っていますがお互い初めての貴重な体験でした。同じ便に乗り合わせた日本人の方はそっくりいかれた方もいらっしゃいましたので不幸中の幸い。やはり巨大ハブ空港の香港は危ういようです。

(*1)後日譚
帰りは土産品満載でしたのでペナン国際空港のキャセイパシフィックカウンターで念押し。
何を勘違いしたのか往路のバゲッジ遅延の延滞金を払って貰える、という話になりました。
成田に連絡が行ったようで、通関前の通路に私の名前が書かれたカードを持った人がいました。少し恥ずかしかったです(汗)。


◆往路の写真◆


(上左)その香港です。さすが中国、絵になりますね。上右が禁煙と罰金の看板、中左がやっとあった喫煙所です。なかには中国人、欧米人、インド人、日本人、様々な国籍ながら一様に喫煙者が久しぶりに煙草にありついた表情をしておりました(笑)。
中右が機内缶詰状態のクアラルンプール国際空港。降りて散歩したかったのですがダメ、との事で7割がた乗客が降りた機内で退屈していました。下左はB777機内各座席にあるモニター。現在位置のGPSデータが刻々と表示され、目的地までの距離、時間などが表示されます。好きな映画チャンネルにも切り替え可。ただし音声は英語、字幕が中国語。それでも子供達は「マダカスカル」を見て声をあげて笑っていましたので良く出来た映画は映像だけで面白いようですね。
下右がペナンにあった木。木が「木」として存在せずに様々な蔦やシダ植物が絡みつく様子がまさに熱帯。

さて、到着後はやる事も無いし早々に寝ることにしましたが、女房が16年ぶりに来たので付近の様子を見たいという事で少し散歩。(*2)宿泊ホテルはシャングリラ・ゴールデン・サンズ・リゾートという有名なホテルでしたが、当時隣接していたシャングリラ・ラサ・サヤンは改装立替中。女房によればガーデン、お互いのプールも行き来自由な落ち着いた雰囲気のホテルだったようです。名物の屋台や人力車などを少し見物して初日が終了。
ん?植物ですか?そのうち湿地系含めて出てくると思います。

(*2)びっくり
ここでばったりと会社の同僚(年齢は上で定年近い方ですが)に出くわしました。もちろんペナンに行くという事はお互い知らず。
彼はご夫妻で移住の下見に来た、と言っていました。物価水準が日本の1/5なので退職金と年金でメイド付の豪勢な生活が一生出来るようです。
日本の田んぼに飽きたらここもいいな〜と思い、女房と話をしたところ大賛成でした。マレー人が好きになったし、ちょっとマジ(^^;


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往路で見かけた光景



Penang,Malaysia 2005.8.15(Mon)〜8.20(Sat)
photo Canon EOS KissDigital /Canon EF-S18-55mmF3.5-5.6 USM/SIGMA MACRO50mmF2.8 EX DG


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