利助おじさんの探検絵日記

【その40】微笑みの国紀行
第一部 プーケット編3



◆夜のプーケット◆

夜は観光客丸出しで夜型テーマパークとして名高い「Phuket Fanta Sea」の見物です。豪華なビュッフェで夕食後、8時半開演の豪華絢爛なショーを見物します。
こういうのも嫌いではないのですが、昼間100バーツの紙幣を宝物のように握り締めていた初老の運転手を思うと、この料金設定で地元の労働者が楽しめる施設なのかな、とふと思いました。東京ディズニーランドやサマーランドが外国人観光客だけなんてのは考えられません。
日本でも一家四人で行けば数万円が吹っ飛ぶテーマパークにしょっちゅう行くわけにはいきませんし、行けない方もいるでしょう。でもここはタイ人がほとんどいないのです。非常にいびつな構造を感じてしまいました。
ショー自体は素晴らしく(入り口でカメラ、ビデオ、携帯は預けさせられますので画像がありませんが)文句の付けようもありませんが、私的には疲れたイベントだったのであまりお奨めはいたしません。美しいタイ語の女性言葉の語尾を真似てゲラゲラ笑う幼稚なK国人も見なくて済みますし。
一時期の日本人がそう見えたよ、とは件の運転手の言葉です。ここまで来て昼間はゴルフ、夜は怪しいお楽しみ。他国の人間を馬鹿にして札束ばらまくアホな国民。急に豊かになると取り乱す民族も存在するようですね。タイ人は冷静な目で見ているわけです。


◆象◆

タイと言えば象です。園内でも有料で観光客を乗せてあちこち歩いています。側に行くと強烈に獣の香りがしますので、そのへんがスペースマウンテンと違うところ(汗)。
王室への尊敬とともに神聖視されている動物でもあり、壁画や織物、土産物の図案としてもよく用いられます。現王室のご先祖がラオスや周辺各国と戦った際に騎乗して出撃したのも象だそうです。
現実には移動スピードが遅く、足を狙われれば容易に倒れることから、実用的な乗り物としてよりも、王や指揮官の権威の象徴としての乗り物だったのでしょう。三国志で諸葛孔明が象に乗った未開民族と戦う場面がありますが、こちら側から見るとロマンを理解せずに足を狙う小利口でいけ好かない奴に見えるのが不思議です。
こういうのが煌びやかに飾り立てて突撃する姿は良いですね〜。落とし穴とか弓で足を狙うってのは騎士道に反しますね(笑)。
ショーでは象をはじめ、虎、犬、山羊、鳩などが一糸乱れぬ演技でうならせました。鳩が観客席の一角から群れになってステージに帰って行くのです!なにか誘導電波?でも使っているのかな?まぁ一度見れば腹いっぱいであえて見なくても、と思いますが・・・。


◆水寄りの話1◆

すでにサイトのテーマを大きく逸脱していますので、どうしても水辺に寄せなければならない、と言うわけではないのですが、わりとあちこちに居たこのカエルは可愛らしかったですね。遠くから見ると下半身?が金色に輝いていました。
一応季節が乾季、雨季、夏とあるそうですが熱帯での世代交代はどうなっているのでしょうか?と言うか、こちらでの夏は終わり、学生の夏休みもはるか前に終わっているようなので、繁殖済み?雨季が終われば乾季なので繁殖に不利なのかな?熱帯での両生類の世代交代も興味深いところです。
見た限りタイにはパーマネントな湿地のような地形は少ないようでした。乾季になれば干上がるような地形にマルバオモダカやホテイアオイがありましたが、日本での越冬と同じように乾季を乗り切っているのかも知れません。植物の世代交代はもちろん興味があります。とりあえずタイ語でも何とかなると思い、書店を探しましたがそれらしき文献はありませんでした。
外国に行った際に書店を見ればその国の文化の深度が分かる、というのが持論ですが、タイはその意味で言えば非常に深い文化を持っています。この非常に深い文化を侵食しているのがタイ語に翻訳された日本の漫画やゲームソフトでした。なにか誇らしいような恥ずかしいような妙な気分でした。


◆水寄りの話2◆

タイ、というか東南アジアの河川はほぼマッディーです。これは道路工事の現場などを見れば分かりますが、地質が関東ローム層のような赤茶けた土であるから、と言われています。バンコク市内のメナム川(チャオプラヤー川)も例外ではなく台風の後の利根川のようでした。
これはプーケットの小河川ですが、このような有様なので沈水植物を探す、という目的は一目であきらめました。たぶん導電率は凄いことになっているでしょう。それではタイ産の水草はどこにあるのか、という話ですがおそらくチェンマイなど北部の湖沼や河川なのではないかと思います。この赤茶けた土は沖積平野独特のものではないか、と。(全くの憶測ですが)
魚は色々いるようで、川の中央に仕掛けられた網が写っています。しかし、日陰川側にあっても良いクリプトコリネなどはまったく見られず、やはり水草を本格的に見るためには観光がてら、では無理なようです。当然と言えば当然の話なのですが。
立場的・体力的に水草のためだけの旅行はたぶん一生不可能ですね。

Next


Phuket,THAILAND 2006.8.14(Mon)〜8.17(Thu)
photo Canon EOS KissDigital N /Canon EF28-135mmF3.5-5.6IS USM/SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC MACRO



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送