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利助おじさんの探検絵日記 【その5】里山子供探偵団【新版】 |
子供と「遊んで」いますか?色々な遊び方があると思いますが、私は不遜にも自然教育を遊びに取り入れたいと考えていました。ただし、これは相当な難事で教育するためにはどこに興味の対象が行くのか予想もつかない子供の質問に応えられ、興味を持続させられるだけの知識量が必要です。
今回、某NPOのイベント「里山子供探偵団」に参加しました。このイベントは谷津田、ため池、里山を子供に自由に歩かせて、何か面白いものを見つけさせ、みんなで調べたり話をするというものです。
外来生物や自然環境の話になる度に思うのですが、何もしないわりに偉そうに理屈を開陳する方が多いですね。| ◆里山の喪失◆ 一般的な「里山」には実に多くの動植物が見られます。いわゆる二次的自然環境に依存している生物達です。 ご多聞に漏れずこれらの生物の多くがRDB入りしています。もちろん個体数や群落数の問題もありますが、里山の生物がRDBに入っている理由は実は里山環境の減少そのものにあります。 別記事で詳述していますが、里山の雑木林は落葉の堆肥や下草、下枝の家庭用燃料利用という伝統的なライフスタイルが化学肥料、ガス・石油に変わったため不要になってしまったのです。また、米の生産調整や自由化による競争激化で水田自体も減少したり、予想以上に環境は遷移しています。 二次的自然が語られる際にキーワードとして「適度な撹乱」という言葉が出てきますが、まさに人間のライフスタイルが適度な撹乱となっていたわけです。一方、比較的手入れがなされ自然が残っている里山に於いても開発はすぐ間際に迫っており、今度は自然保護と地権の問題が出てきます。いかにRDBの生物が豊富であろうと、土地を持つ方の意思が法的に優先します。雑木林をならして駐車場に・・地権者の正当な経済活動の権利です。 生態学会の言う「合意形成」はたった四文字ですがこれがまた大きな四文字です。詳しくは書けませんが人間が10人いれば10通りの自然と金銭に対する価値観があるということです。 この問題はとてもデフォルメして語れるような話ではないので機会があれば稿を改めます。このような里山を守るためには綺麗事や理想だけではすまないと言う事で、自然保護系NPOも「自然が大好きな心の温かい人」ではなく凄みのある方々が多いのが現実です。逆説的ながら一番の凄みは法律や交渉術に精通する人でも知識見識技術以上に「理想が輝いている」と言う点です。 そのレベルの方々は周りにたくさんいらっしゃいますが、それでも「自然の豊かな茨城県」でさえこの規模の里山が減少している現実が保護の難しさを雄弁に物語っています。 |
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