Fear of waterside
【第二夜】遠き道に日は暮れる Contents

◆これが田舎の姿だ!
◆道路のフェイントに引っ掛かった!
◆教訓

◆これが田舎の姿だ!


最近は水田地帯の道も整備されて舗装されたものが多くなってまいりました。多くの水田を見て廻る機動力として車が使えるのはありがたいことです。
窓から入るさわやかな風、草の香り、きらめく水面。が、ひとたびトラブルとどうなるか、どうにもならなかった話。
田舎と言っても首都圏近郊、人跡未踏の山奥ではないのですが携帯の電波は場所によって棒一本、見渡す限り人家はおろか自販機もないような場所が結構あります(^^;
あるのは山林、田畑、湿地などですが、耕作する方も車通勤(笑)しているような場所でこそ珍しい植物が見られるのですから探検者としては行くしか仕方ありません。(仕事ではないので行かなくても良いのですが^^ゞ)
風景としては「となりのトトロ」に出てきそうな場所が多いのですが、現実は猫バスも路線バスも来ませんし、子供が池に落ちてもあれだけの人は集まりません。(人があれほどおりません^^;)ただ傍らには常磐自動車道の築堤と高圧電線という文明世界があるのです。現実の田舎の姿はこんなもんです。


◆道路のフェイントに引っ掛かった!


そんな訳でこんな場所を時速10kmで見てまわっておりました。「ほうほう、コナギの花が綺麗よのぉ」とか言いつつ余裕で楽しんでおりましたが、前方に道路がやや狭隘になっている部分があり、両脇には草むらが。草むらの下は道路と思い通過しようとした瞬間、にぶい衝撃が!右前輪が脱輪こきました。草むらの下は用水路だったのです!
当時はFFのアコードでしたが、この時ほどFFの無力さを痛感したことはありません。
仕方が無いのでJAFに電話しましたが、電波状況の悪い事悪い事。そりゃ数キロ四方の人口が数十人程度のこんなところなので仕方が無いのですけどね。何とか現場付近のランドマークを聞かれていることが理解できました。

「何か近くに見えますか?」

「う〜ん、田んぼと畑が見えます。遠くに雑木林が見えます」

「・・・・・・・」


そんな地形を伝えても探せるはずもありません。下手すれば茨城県全域をカバーする地形です。(汗)何とかここに至るまでの道順を伝えて救出して頂きましたが、救助が来るまで長いのなんの。2時間半。
例によって子供達が一緒でしたが、飽きてきてうるさいうるさい。

「おなかすいた〜」
「のどかわいた〜」


タイミングよくカラスが「カァ〜」
日暮れて道遠し、と感慨にひたる間もなく私も喉が渇きましたが、見渡す限り自販機なんてものはありません。日本にはまだ自販機が貴重な地帯もあるのですぞ!


◆教訓


注意1秒放置2時間30分

【峠の狼】
この時の経験が頭にあったのか、アコードの次は4WDのRVRを選びました。ところが4WD独特の路面を捉える力強さに嵌ってしまい、峠道が楽しくなってしまいました。(いい親父ですが^^;)
楽しかったのは宮城側から蔵王に上がる道とか長野から群馬に抜ける十石峠。こういう場所で平均30〜40台はぶち抜きました。後に付いて車間を詰めると大概ウィンカーを出して道を譲ってくれますので自分が運転が上手くなったような気がしますね。
家族四人乗せてこんな事をやるのですから家族はゲロゲロでした。次はパジェロにグレードアップを考えておりましたが嫁さんの強い反対でFFのミニバンになりました。
今は「峠の狼」「羊の皮をかぶった狼」は廃業で「羊の皮をかぶった山羊」でございます。



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