Fear of waterside
【第二十夜】スクランブル! Contents

◆今そこにある危機・・・
◆今そこにない紙・・・
◆教訓

◆今そこにある危機・・・


この話はフィクション・・ではありません。

いないはずの人間、死に至る毒を持つスズメバチ、気付かないうちに吸血するヒル・・・水辺の恐怖の対象は色々ありますが、ある意味今回の相手が最も恐怖の対象かも知れません。尚、記事の性格上今回画像はございません。(そのうち理由は分かります)

さて2回続けて尻の話で恐縮ですが、実はワタクシ肝臓、腎臓以外に胃腸も弱く顔色が青い上に日焼けして病弱なのか健康なのか見かけでは分からん奴です。会社の火災訓練の際には「焼死体が歩いてらぁ」と言われたこともあります。
そんな私は何気ない理由で、いつもよりお茶を飲みすぎた、冷やし中華を食った、程度の理由で腹を下します。と言うか理由も分からずに下ることも多々あります。それも前触れなしに急に来るので、湿地探索中にもしばしば急行列車が通過いたします。来るのが分かっていれば外出しませんが、得てして「忘れた頃にやってくる」わけでして(^^;
普段行く湿地はよくしたもので丁度よい距離にトイレのある公園があり事なきを得ておりますが、ある時坂東市方面の水田地帯真っ只中で「来てしまいました」。
瞬間的にアブノメはナミダメ、アゼナは汗な、シソクサはクソクサ(汚ねぇな、おぃ)に変わり本能的に周囲を見渡しておりました。周囲を見ても農道が遥か地平線に続き、周りは水田、青い空、白い雲、松岡直也のピアノが聞こえてきそうなのどかな風景。(下記事参照)しかし頭の中のBGMは松岡直也ではなくスティーブ・ハリスのチョッパーが鳴り響いておりました(汗)。
何とか用水路際に生える葦際にたどりつき、葦に窒素分豊富な肥料を与え、野糞の墓を建立しました。(伊藤左千夫文豪、すいません^^;)このままでは有毒ですが土壌にはアンモニア酸化菌が沢山いるので安心です。(何の話だ^^;)なんとか「やれやれ」となりここでもう一つの大きな問題が発生したことに気が付きました。

No Paper!



◆今そこにない紙・・・


いつもバックに入っているティッシュはバックか何かに付着した泥を取るのに使いきり、代替手段も皆無。もちろん一日の通過交通が一人か二人の場所なので武富士もジオスも魚民も「宜しくお願いしやぁす」とポケットティッシュの配布も行なっておりません。こんな場所で配布しようものなら1箱配布するまでに干支が変わってしまいますので仕方がありません。
手短に代替物を探すとかなり幅のある葉を発見しました。オナモミです。オナモミだけにモミモミしたら使えるかなと思い揉んでみたところあっさり破れました。これでは黄門様に失礼なので諦めました。オナモミのくせに情けない!他に何かないか、と探しても何も見つからず途方に暮れかけました。どうしようも無い時の究極の最終兵器もあるにはあります。それは、

パンツで拭いてノーパンで帰る

という技です。よそ様ならこれでも問題ないでしょうが我が家は非常に裕福なので、パンツのローテーション、在庫などは嫁さんがこまめにヲチしているのです。根堀葉堀聞かれて真相を知られた日にゃ・・・。
てな訳でもう一度冷静に考えてみると紙類があることはありました。カメラバックにレンズペーパーが!世界一高いトイレットペーパーだが背に腹はかえられないと思い、2、3枚まとめて試してみましたが役に立ちませんでした。どう役に立たないかというと、言うと、言うと!言わなきゃダメかな?
なにしろ滑るんです。考えてみりゃレンズを拭く紙なので傷が付いたりコーティングを剥がさないように出来ているわけで、摩擦係数によって汚染物質を除去しようという試みが・・・早い話、黄門様付近の雲古を周囲に広げるだけなのです。
進退窮まった、と思った瞬間、開けたカメラバックからシリコンクロスが見え、試してみたところ綺麗さっぱり拭けました。落ちは「尻コンクロス」ってことで(^^ゞ

ん?そのクロスどうしたかって?それは秘密ですが、私と一緒に湿地に行く機会があったらぜひカメラを持って来て下さいね。心を込めてクロスで磨かせていただきますので。


【教訓】

デカケルトキハワスレズニ


【夏の旅】
本文書いていて思い出しましたが、松岡直也。サーファーBGMのジャズ系ピアニスト、ってイメージで事実そういう曲も多いのですが、「夏の旅」「FALL ON THE AVENUE〜見知らぬ街で」などハートカクテル系、サーフ系以外もいけます。
田んぼを貫いてはるかな山に続く埃っぽい田舎道を見ると「夏の旅」のジャケットの絵を思い出します。こんな場所のバス停で時間通りに来ないバスを待ちながら「やれやれ」と冷たいペットボトルのお茶、至福でしょうね。似たような光景は茨城県南部にはいくらでもありますが、バス会社は見切りが早く、こんな風景で乗客の少ない路線にはバスが走りません。ボンネットバスでも走っていれば何はさておき乗りに行きたいですね。
「夏の旅」は海がテーマではなく、アラン・パーソンズばりのサウンド・コラージュは波の音ではなく蝉時雨が入っています。音楽を聴いて風景が思い浮かぶ数少ない傑作だと思います。

ポップミュージックのジャケットの表現は非常にユニークで、なかでも凄い!と思ったのはAnyone's Daughter(ドイツ)の「Piktors Verwandlungen」で、レコードで買った際には感動しました。音はヘッセの詩の朗読に間奏曲を付けたあまり一般的なものではありませんが。その後CDで買い直し小さくなったジャケットにがっかり(当然か)、今ではCDをSDカードに入れて持ち歩いていますのでジャケットも見られません。時代は変わるもんだ(汗)。
レコードの文化もフィルムの文化も懐かしいのはたしかですが、おじさんとは言えちゃんと時代に付いて行っているな、と考えてみたり。


松岡直也 夏の旅 1984


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