Fear of waterside
【第四夜】サイレント・バンパイア Contents

◆こんな奴らに注意が必要ですぞ
◆血を吸われれば痒みが持続するのだ
◆教訓

◆こんな奴らに注意が必要ですぞ


水辺や野外には危険な生物がたくさん居ます。命に関わるのは先に述べたスズメバチ。これは本当に怖いですね。体の弱い方なら一発で逝ってしまうこともある強烈な奴です。頑健なマッチョでも一度刺されて何やらとかいう免疫が出来ると、2回目は劇的に毒が作用して逝ってしまうらしいです。本当にご注意を。
次に命までは行かないまでも注意すべきなのが、ムカデ、ヤマカガシ、マムシなどのポイズン系。ただこいつらは人の気配で去って行きますのでツボにはまらない限りは大丈夫です。ツボにはまればやはり危険です。
そして、今回の主役、チスイビル。ちょっとひんしゅくなので画像は自粛します・・・と書きましたが再編にあたって「載せてしまえ!」と思い画像を探しましたが見当たりませんでした(^^ゞ蚊やウシアブなどと共に鬱陶しい水辺の敵役です。
そのものの画像はありませんでしたが、体型、大きさはほぼこのウマビルと同様です。違うのは茶色くて目立たないこと、異様に遊泳能力があることです。
余談ながらワタクシ、チスイ以外のヒルは割りと好きで、このようにウマビルを見つけると捕獲して心行くまでいじり倒します。家族の目がなければ飼育したいと思っています。(実は図らずも1種、睡蓮鉢で飼育していますが^^;)


◆血を吸われれば痒みが持続するのだ


水中に住むヒルには小型の軟体動物(早い話スネール)を喰っている無害な連中とバンパイアと2種類に大別できます。バンパイアの方はモニャーとしたわりかし中型の濃い色のタイプが多いと思います。チスイビルと言われるものです。専門家ではないので(汗)正確な名前や種類は分かりません。(画像のは「図らずも」飼育している人畜無害の地味な奴です)
奴らの手口については長年の献血活動で概ね分かってきた部分もありますので、ここを読まれている方々が貴重な血液を失わないように公開します。

奴らは普段、水草の葉裏や川底の石陰などに隠れています。そして獲物(手や足)が現れると結構なスピードで泳ぐのですよ!そしてピタリと貼り付くや否やかわいらしいお口をこじ入れます。普通なら痛みや違和感で気が付くと思うでしょう。ところが分からんのだな、これが。
ヒルは皮膚を破るのと同時に麻酔薬を打ち込むのです。この作業は一瞬で、水流が手足に当たる違和感のほうが大きいので気が付かないのです。そして腹一杯に吸血するために、血液の凝固を防ぐヒルジンという物質も注入します。
水から上がって靴下履いて、血が滲んできてはじめて気が付いた、という寸法です。何とも恐ろしい連中です。

私も何度か被害にあっています。以前サンダルで川に入って水草採った後そのまま家に帰って庭の水道で足を洗おうとしたところ、ついてる、ついてる!作法通りライターの火を近づけましたが、そんなもんで落ちるのは2〜3匹。気持ち悪いのを我慢して手で引き剥がしましたが結局両足で15匹ついていました。スネ毛はこげるは血は出るは、いやはや何ともひどい目にあいました。
引き剥がした奴は体の中央あたりから身をもたげ、くねくね左右に頭を振って威嚇します。これを経験すれば大抵のものには恐怖を感じなくなります。
そして最も腹立たしいのは2〜3日何とも言えない違和感が残ることで、変な痒みが襲ってくる度に得意げに人様の足にぶら下がっていた吸血鬼共の姿を思い起こすことです。神ではないのですべての生き物を平等に愛せません。

地獄に落ちるがよい、吸血鬼ども!



◆教訓


献血するなら日本赤十字


【武装せよ】
チスイビルの危険を避けるには一にも二にも近代兵器で武装することです。近代兵器の名は・・・長靴!
以前ズブズブにご一緒させて頂いた都会人アクアリスト諸兄はビーチサンダルを持参されていましたが、身をもって経験すれば学習になるかな?と思い(汗)あえて黙っていました。経験者のワタクシは始めての河川に無防備で突入するほど自信家ではありません。
意外な事に魚は好奇心が強いらしく、素足で水に入っていると足をかすめて泳いで行きます。この時の感触も嫌で、蛇だったらどうすんだよ!と・・・

((((;゜Д゜)))ガクブル


(*)メダカ、タイコウチ、マツモムシ、そして未知の生物を発見して少年は危険を学習して行く・・・


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