Fear of waterside
【第五夜】狩猟民族の宴 Contents

◆どうにも苦手、というかトラウマだな
◆いつのまにか入り込んだ刺客
◆教訓

◆どうにも苦手、というかトラウマだな


カマキリがどうにも苦手です。以前はそうでも無かったのですが、ここ何年か道路で車に轢かれている姿をよく見かけるようになりまして。
それは良いのですが、轢かれた腹から踊りだす「ハリガネムシ」、これが恐い。これは元々地球上の生物ではなく宇宙からの帰化種に違いありません。こいつについては藻草さんが興味深い体験をされています。川で水草を引き抜いたところ根に絡み付いていたらしいです。(見なくて良かった^^;)
カマキリの腹に居るのと水草の根とどうにも結びつかなかったのですが、カマキリに寄生しつつ全体を支配して水場に誘導するようです。あな恐ろしや、ブルブル。
これがトラウマなのと、意思をもって眼飛ばす姿がどうにもこうにも。
(*)とか何とか恐がっていると見てしまうもので、水田の用水路水中で刃渡り1m近いのを見てしまいました。とぐろを巻いている部分以外に50cmほどの頭を伸ばして・・・恐怖と言うよりもショックを受けました。あんなのが睡蓮鉢に居たら、睡蓮鉢ごと土中深く埋めてコンクリートで固めてしまうかも。


◆いつのまにか入り込んだ刺客


これの水中葉、じゃなかった水中バージョンがミズカマキリです。色は茶褐色で体型がややスリムながら姿がそっくりです。

以前「熱帯魚と言えばネオンテトラ」の時代があってたくさん飼育していましたが、皆さんご存知のように意外と弱い魚なのです。いつのまにか数が減っているのが日常。女房なんぞ泳いでいるネオンテトラを「一匹、二匹...」と数え、最後に「一匹足りな〜い」と。(皿屋敷じゃないって^^;)
ある時急激に魚が減った時期があって水槽のシステムやら水質やら見直してみましたが減少が止まりません。ある日換水してふと水草を見ると枯れ枝があって、取ろうとすると動くのです。なんとミズカマキリでした。
当時から水槽には採集水草を導入していましたので、卵か幼生が紛れ込んだのだと思います。こいつの体の色艶の良さを見ると大事なネオンテトラを次々と喰っていたに違いありません。
こんなこともあるんですね〜。飼っている意識も無いものに高価な生餌を与えておりました。(^^ゞ

地獄に落ちるがよい、盗っ人め!



◆教訓


妖精は歓迎だが幼生はいらん

【注意せよ】
採集した水草を水槽に入れる際には注意しなければならないことがあります。生物の混入です。ミズカマキリやタイコウチなら成体は見りゃ分かりますし、勝手にがんがん殖える事はないので大したことはありませんが、モノアラガイ、サカマキガイやミズミミズ、ヒル、プラナリアは根絶が難しくなってしまいます。
私は平気なもんですが、家族も見る場所にあるので評判が悪くなり撤収命令が出てしまいます。以前サカマキガイが発生した際には、女房が暇さえありゃ水草用ピンセットで取っており、ついには絶滅に追い込みました。貝程度でその執念ですからヒルなんぞがにゅるにゅるやろうものなら女房の反応の方が恐いです(汗)。
塩素抜きをしていない水道水に一日漬け込めばある程度落ちますが完全ではないようです。そこでヒルには気の毒ながら小型の瓶に何匹か入れてメダカを入れたりブルーギルを入れたり、最後は熱湯を注いでどのぐらいの水温まで耐えられるか、拷問を行ないました。
温度変化や物質(キッチンハイターや銅イオン(10円玉))はほぼ無力、魚も餌としてつついていたのはブルーギルだけでした。(こいつは何でも喰いそうですが^^;)てな訳で現実的に根絶は困難、まさか水槽にブルーギルを入れるわけには行かないでしょう。どうしても嫌な方は水際作戦で。
ちなみに採集物水草に限らず、ショップでも殖えていて付いて来ることもありますので水草を購入する際は対象水槽をよく観察しましょうね。



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