Fear of waterside
【第七夜】水辺の妖怪 Contents

◆お断り^^;
◆水辺の妖怪解説
◆妖怪撃退法 M&Aに学べ!
◆幻の本音トーク
→実録 ネット妖怪大戦争

◆お断り^^;


この話はフィ、フィ、フィックション!今日は花粉が多いですな。実在する人物には一切関係がございません。思い当たるふしがあっても気のせいです。文句を言えばさらにネタにされてしまうのでご注意下さい。なにしろワタクシ味方につけると頼りにならない、敵に回すと恐ろしいという悪党でございます。

私はもちろん水辺で妖怪を見た事が無く柳田國男翁の域に未だ達せずですが、アクア水辺系Webサイトのバーチャルな世界では結構な数の妖怪を目撃しています。最近は不明種が多くて大変ですな。妖怪が闊歩する世界ではワタクシ修行が足りませんので脳が溶解しそうです。
この恐怖の話はそんな恐ろしい妖怪をまとめて晒してしまおうというネット界初の試みです! 尚、本文中で何言っているか分からない方は柳田國男翁「遠野物語」「妖怪談義」や水木しげる翁「ゲゲゲの鬼太郎」などをご一読下さい。個人的嗜好では柳田國男翁「山の人生」、水木しげる翁「鬼太郎夜話」がお薦めですぞ。また、被害にあった方のために、こいつらの撃退方法を巻末に記してあります。ご参考にならなければ幸いです(笑)。


◆水辺の妖怪解説


水辺バーチャル妖怪列伝

妖怪名称 分類 解説
来たろう ジコケンジ科 みんな忘れているのに「お久しぶりです」と突然掲示板に現れる妖怪。来れなかった理由などを延々書き込みするが、ほとんどの場合相手にされず、管理人が仕方なしに「これからも宜しく」とレスしなければならない。自己完結型の中学生タイプ。実害はさほど無いと思われる。
聞いたろう ジコケンジ科 来たろう亜種。目立たないところで何やら発言しているらしく、同じネタが話題になったりすると「この前言いましたよね」「だからそう言っているじゃないですか」と割り込んで来る妖怪。人間にムカッと来させることを楽しんでいると思われる。こいつも放置で実害なし。
寝ずに男 テレホーダイ科 なにか盛り上がったりした際に、我々社会人は12時、1時に書き込みを終了し「後は明日」ということで寝てしまうが、3時でも4時でもレスを続ける夜行性妖怪。寝ている間に非難され同種の賛同者との間で意気投合、こちらが目覚めてみればすっかり悪者にされているという寸法である。完全な防御は困難。実態は引き篭もり無職のネットジャンキーの可能性もある。
一旦ごめん クレクレ科 クレクレを注意されると一度は「反省します」「二度としません」と謝罪するが、また同じ事を繰り返すやっかいな存在。発生量も多く駆除難種である。反省の言葉は脳を経由せず延髄で条件反射的に発している「鳴き声」であるので額面通りに受け取ってはいけない。オリジナル通り薄っぺらでヒラヒラした人物像が想像される。「きよつけます」「いちよう」など意味不明の言葉も発する。我が国の国語教育の無力を思い知らされる存在でもある。
ムリカベ ジコチュウ科 自分の思い込みが主たる価値観なので、他人の言う事は聞くことが出来ない。何を言っても「本当にそうでしょうか」と不特定多数に問いかけを続ける思い込み一直線妖怪。端から見ると頭の中が暗黒空間ではないかと思わせるほど強引。参加している人々は乗り越えるのが無理な壁として等しく絶望感を味わう。外来生物法など特殊な役人しか知らないと断言してしまう法治国家を否定するアナーキーな存在でもある。
目玉おやじ 営業課 「これは二度と入手できません」「今回の目玉です」と売り込みをかける妖怪。かなり怪しい(妖怪だからね^^;)売り込む目玉商品にはスーパーやプレミアムなどの文字が躍り、本職の営業マン以上に消費者のツボを抑えた販売活動を行う。妖怪であるが日本円で取引できる模様。やふおくとコミュニティ掲示板の区別をせずに無差別爆撃を行なう鬼畜な存在。
見上入道 ハッタリ科 自分を大きく見せようとする妖怪。「クリプトは植え替えすると根が腐る」「濾過バクテリアには殺菌作用がある」などと尤もらしく新説(笑)を公表し尊敬を得ようとするが、突っ込まれて旗色が悪くなると逃亡してしまうデムパ妖怪。忘れた頃に再びやって来て同じ事をする。来たろうと聞いたろうの交雑種ではないかと言われている。内容の薄いアクア書に住み着く紙魚ではないかとの説もある。
貧乏神 クレクレ科 かなりの難種。使う言葉は単語としては同じ表現でも意味はまったく違う。格安(できれば無料)、切手返送(そのうちね)など。( )内筆者注。取引するとまったく回収が出来ない可能性が高く法定伝染病に指定されている。赤エビを餌にすれば入れ食いであるが、釣れば釣るほど貧乏になる三段逆スライド妖怪である。メールの文面などである程度判断が可能であるが、一般の人間を装うので注意が必要。
ひっかけ婆 モウソウ科 危険度A。強力な呪文を使う。「水槽に手を入れればpHが分かる」など。呪文に突っ込んでしまうとさらに強力な呪文が出てくるので分かっていながら誰も手出ししない。女性妖怪であるらしく、同性には一際厳しい。謝っても許してくれず、さらに追い討ちを喰らう犠牲者をよく見かける。なにやら業界のプロらしいが、このどうしようもない業界でプロと名乗る勇気には敬意を表する。
ビビルマン ショウシン科 悪魔と人間の交雑種デビルマンがさらにノネズミと交雑したもの。とにかくやたら謝る。すいません、ごめんなさい、申し訳ありません、謝りのボキャは豊富。何でも無いレスでも必ず語尾に「ご気分を害された方がおられたらすいません」と先に謝ってしまう。謝れば上手く行くという処世術DNAが支配的な小動物。何があっても絶対謝らない他種に比べれば遥かにマシであるが。
油すまし ジエン科 元々は油を盗んだ人間の霊と言われているが、霊だけあって同時に二人を演じる事ができる。別名なりすまし。破壊と混乱を招く者として恐れられていたがIPやリモートホストなどIT用語を解さないらしく絶滅危惧種となっている。鳴き声は「何で分かったんですか」。捕獲方法はクッキートラップなどが一般的。亜種として、自分のレスの後に必ずグレーのレスが援護するとんまを見かける事もあるが、その程度の事で必死にネット喫茶に走っていると思うとかなり笑える。
あやかし シッタ科 「CO2の強制添加が必要な水草は見たことがない」と初心者を相手に驚かすマツモとアナカリスしか見た事がない知ったかぶり妖怪。有効な情報も意見も無いが「20年以上水草をやっている」と重みのみで生きて行こうとする。餌は「凄いですね」「勉強になりました」などの賞賛。個人的には硝酸を与えて絶滅させたいと願っている。言うまでもないが経験は論理的な説明が出来て始めて他人へ語れる言葉になる。
半透明人間 クレクレ科 貧乏神亜種。交換や提供などに頻出する。提供される時、交換品を受け取る際に実体を現すが、切手を発送する、交換品を発送する際には消えてしまう半透明人間。透明になってしまえば実体が無いので何を言っても無駄。究極の一発芸で、芸術的なセンスを感じるが我が国の法律上は詐欺である。そこまでやって得られる物はごく僅かであるが、スリや泥棒も「スリルがたまらん」とほざくので必ずしも物が目的ではないのかも知れない。行動基準が損得だけという分かりやすい妖怪である。
小言ジジイ 生態学科 異なる地域間でカエルのトレード話などがあると「地域性が・・遺伝子タイプが・・」と小言を垂れる。その際必ず「何も知らない素人が」と自分が研究者であることを匂わすいやらしさがある。そもそも生態学の基本理念は合意形成であって遵法下の取引にこのような態度で異を唱えることは論外。環境系の活動をしていると調査データをパクる時だけ腰が低くなる逆三脚のような研究者や、ふんぞり返って後に倒れるのではないかと思う研究者にも会えて面白い。研究者というキーワードだけでひれ伏す連中だけが相手なら楽なのにね(笑)。
水神 ウマシ科 アクアに関する事なら何でも知っている神(自称)。そのわりには必ず「PH」と全角で書く(汗)。都合の悪い質問には答えない。無関係な話でも文末に「しかし〜だったとは知らなかった」とさりげないつもりでシッタカを書く。要は尊敬されたいだけと思われる。尊敬されたい気持ちが強すぎて、からかわれるとムキになって反応する様がいとをかし。
ウブメ ショウシン科 ネット初心者妖怪。異様に傷つきやすく、少し強く言われると途端に姿を消してしまい、しばらくして別なHNで現れる。端から見れば自己中心的かつ非常識な言動を繰り返しマルチハンドルを使う厚顔無恥な妖怪だが実態はこんなもの。もちろん傷つきやすいからと言って優しくする必要はない。なぜか魚の名前を名乗りたがるという共通の特徴を持つ。
べとべとさん アゲアシ科 他人の発言の揚げ足取り専門の攻撃的妖怪。足に絡みつきかなり鬱陶しい。自分のWebサイトに攻撃的テキストを掲載し、コケにされた間抜けな野郎がアンカーだけで「こんなの書いてます」と引用してしまうように仕向ける妖術「著作権トラップ」、自分のHNに向かってボロクソ言わせる妖術「名誉毀損ブービートラップ」などを仕掛けてくる。犠牲になるのは属性が「天狗」の者に限られる。
ぐらりひょん 循環器科 体調が良く乗っている時は他人のWebサイトの記事を書いたりイベントを企画運営したり協力的だがいつのまにか消えてしまう。体調悪化により「ぐらり」と倒れることも。妖怪の王様と呼ばれるだけあって、大規模なサイトの管理者や常連でもいつのまにか「隊長」と呼ばされている。遠隔地に住んでいても「手先」にされてしまう。絶滅危惧種で一個体しか確認されていない...って誰のことじゃ。
コナギジジイ ズブズブ科 人気の無い水田に現れ、コナギなどの雑草を採っている。田んぼの雑草を取ってくれるので農家には有難い存在だが、好みがあるようで特定の草のみ採って行く。時折体調を崩すらしく体が石のように重くなってしまう。妖怪のくせにデジカメ、交換レンズ、モバイルPC、通信カード、顕微鏡など近代兵器で武装しており、最も職務質問を受けやすい怪しい妖怪である...って誰のことじゃ。
四谷階段 ヤッチマッタ科 田舎には売っていない12000Kの蛍光管をIFCで購入、四谷で地下鉄に乗り換えようと階段を上がっている途中でこけて割ってしまった、ってどこが妖怪じゃ&誰のことじゃ。その際に飛び散った蛍光管の中身の金属がこびりついたバックパックをいまだに使っている奴がいることは秘密だ。と言うかそろそろ止めないと永久に続きそうじゃ。


◆妖怪撃退法 M&Aに学べ!


撃退手法 手法解説
LBO レバレッジド・バイアウトである。相手の懐を当てにした買収である。倫理観のかけらもない。AOLがタイム・ワーナーを買収した際に使った手法として有名。もちろんAOLは意気揚々と乗り込んだが、しょせん原付の免許しか持ってないものが飛行機の操縦が出来るはずもなく、全員落ちぶれたという。めでたし、めでたし。アクア的には「学生なので送料払えません」などが該当する。こちらに送料まで払わせて品物まで入手しようという天人共に許しがたい行為である。防衛策は「学生禁止」または「貧乏人禁止」。歪んだ博愛主義者、頭の不自由な公平主義者などが狂ったように擁護してくるが、すべて自分に対する礼賛だと思えばよい。どちらにしろ、こいつらの意見は意見になっていない。
TOB テイクオーバービッドである。「飛ぶ」ではない。「探しています」が該当する。公開買付であるが何故か市場価格を大幅に下回るTOBが多い。場合によっては「格安で」などと具体的価格を提示せずに行う馬鹿者も居る始末で大きな問題となっている。これに応じる応募者が居るのもかねがね不思議であったが、内心「送料だけでいいか、くれてやれ」という心理があるものと推測される。もちろんその送料も踏み倒される場合が多い。赤エビの先物取引でよく用いられる手段である。赤エビを殖やしている方は提供したりスルーするよりも「働け」「身の丈を知れ」と暖かい励ましを提供した方が本人の為になる。というかこんな奴の為を考える必要はないが。
パックマンディフェンス 買収しようとしている相手を買収するという性格的には最も好きな戦略。「送料140円以内で」「お金が無いので」という相手に有効。「では貴方のお持ちのお金の範囲でお送りしますので、銀行口座に振り込んで下さい」というのも手。ATMの前で「振込手数料」という耳慣れない用語に驚いている姿を想像するだけでも楽しめる。先に送料振り込め、と相手の懐に踏み込む姿勢を見せるだけで引く相手が大半なのでなかなか有効な手段であると思われる。
ポイズンビル 直訳すれば「毒のあるヒル」である。(ウソ)これは恐ろしい。血を吸われた上に毒まで注入されてしまうのだ。ヒルの居る場所では長靴、ゴム手袋などの装備が防衛策となる。証券市場では敵対的買収が行われた際に新株予約券を友好的な株主に発行し、敵対的買収者の持株比率を下げる手法である。不特定多数に水草などを提供する際に、明らかに怪しい日本語を使う相手、送料踏み倒し常連者など敵対的クレクレ君が出現した際に「応募者が少ないのでケヤリもつけます」などと条件を上げ、友好的応募者を増加させて恣意的に抽選する、という手がある。ただし自分の水槽が寂しくなるという弱点がまさに毒である。
ホワイトナイト 正義の味方。揉めれば意見は二手に分かれるのは自然。味方も現れる。クレクレ擁護戦争の際には攻撃側は烏合の衆、ホワイトナイト側は識者という図式が見られた。どちらの意見に見るべきものが多かったかは言うまでもない。最終兵器の利助を繰り出す、という大技があるが最近は採集平気になっているので期待できない。利助は内容証明など攻撃的文章は得意中の得意で、家のリフォームに絡む建築業者との裁判では業者側の弱点を徹底的に糾弾し、自分で読んでも腹が立つ内容証明を相手側弁護士に送り付け、辟易させて「和解させてください」と頭を下げさせた前科があるので危険過ぎる。(このあたりお困りでしたら相談に乗りますぞ)
時間外取引 「直メ」ってやつ。晒すのが一番。稀にあるのが夜中の2時にメールが来て朝の7時頃に「お返事まだですか」と第二弾が入っていること。寝てるって、普通。お前はカブトムシか。恐ろしいことにどこから漏れたか本メアドに入っているのが不気味。すぐさま迷惑メール扱いにするので二度と来ないが。


くどいようですが、フィクションですからね。
実在の人物には関係ありませんからね。ね!


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