SIGMA17-70mmF2.8-4.5DC MACRO

◇Profile◇

現在はHSMモデル化(超音波モーター化)されたモデルも登場しているが、発売直後から愛用している使用頻度の高いお気に入りの一本。
何が気に入っているのかと言うと、広角(風景)も好きだし同じ程度マクロも好きで、アホのように高倍率ではないズーム、という私のスタイルにジャストミートなのである。ヨドバシ店頭で見た際のPOPが優れていて、レンズ前玉3cmくらいのところにアクセサリーを置いて「これで撮れますぜ」と。
実際には順光で撮ればレンズやカメラの影になるのでそこまで寄らないが、マクロ専用レンズ並みに「寄れる」のは有難い。さらに引けば17mm、EOSでは画角が28mm弱となるが立派な広角である。ちょっとした散歩は一本で間に合うのだ。
これだけ利便性に優れ描写も悪くないレンズだが価格が安い、というのも高得点。最近トレンドのF2.8通しなど無理をすれば高額になってしまうところをグッと抑えてテレ端4.5。これでもまったく不自由しない。

こうした品質とユーティリティがそこそこ高いレベルで融合し、かつコストパフォーマンスも高いレンズが出てくるので、レンズメーカーとは言え、一昔前の「安売りキットレンズ要員」のイメージはない。



SIGMA 17-70mmF2.8-4.5 DC MACRO
焦点距離 17-70mm
開放F値 1:2.8〜1:4.5
レンズ構成 12群15枚
最短撮影距離 20cm(前玉から3cm)

◇Impression◇
【作例】
Camera EOS40D F8.0,1/160,ISO100,WB Auto 70mm

この程度「寄れて」しまうのである。やや描写が甘いのは手持ちでかなり急いで撮ったから、である。なにしろ敵は人の気配で飛んでいってしまう。シャッターチャンスは一瞬。
その一瞬で素晴らしい写真に仕上げるのがプロ、だと思うが私はアマチュアなのでそんなの関係ねぇ。
さすがに所有しているマクロ、Tokina AT-X M100ProDや銘玉の評判高いEF-S60mmF2.8MACROほどの解像感はないが、三脚や一脚を使用すれば必要にして充分だと思う。

良い点ばかりではないのは価格なりだが、あっても無くても影響が無いズームロック機構や、接近戦を困難にする口径の大きさなどハードウェアの弱点もさることながら、最大の弱点はボケが綺麗とは言えないことである。
このクラス、しかもズームにそれを求めるな、という状況は充分に理解しつつも用途が綺麗に背景をボカす写真を想定しているので、前記した不要なハードを削ってでも実現して欲しいところ。


前玉3cmまで寄れてテレ端70mm、という仕様から察するに開放F4.5で手持ち(お散歩)では晴天下でも限界、というところだと思う。使用している感覚では、花や葉などは70mmで充分、等倍は必要なし、F8ぐらいまでは暗くて困った経験はない。元々デジタル専用であるのでISO感度の設定が可能なカメラが前提でもあることだし。ちなみにデジタル専用、キヤノンEFマウント用でも、キヤノンのAPS-Cデジタルカメラの白いマウントポジションではなく35mm用レンズの赤いマウントポジションが指標である。EF-Sレンズのような物理的な設計に差異があるわけではなくコーティングとイメージサークルの設計がSIGMAの「デジタル用」である。

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