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Field note of personal impression of wetland plant水 草 四 方 山 話【第二十一話】花色と種の関係 |
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| ◇花色による「種」の違い◇ |
前々から気になっていた植物ですが、ムラサキサギゴケとサギゴケ、花色以外に差異が認められないこの二つの植物をどう考えれば良いのでしょうか。現在それぞれに付与されている学名を見てみると、二名法では「同種」となります。(下線部)
元々ムラサキサギゴケの花色は変異が多く、これがトキワハゼとの誤認の原因にもなっているようで、画像上のような「紫」と固定されているものでもありません。| ◇サクラタデと「シロバナ」サクラタデ◇ |
湿地植物で似たような例としてサクラタデ(Persicaria conspicua (Nakai) Nakaiex Ohki)とシロバナサクラタデ(Persicaria japonica (Meisn.) H. Gross)の例を考えることで少しだけ接近してみたいと思います。
これらの些細な相違が「種」として非常に重要である、という考え方には異論がありません。また種間交雑が起きにくい(知りうる限り両種の交雑は未確認)ということも遺伝的に懸隔している何よりの証明でしょう。幾多の湿地で混生が見られる両種ですから。| ◇園芸の「乗り」◇ |
花色の違い、これは園芸品種に於いては時に大幅な価格差を生む重大な問題です。特に春を彩るパンジーは年々多彩な色や模様の花を持つ品種が作出され、まさに百花繚乱、原種のスミレの面影も感じないものが多々あります。原種が何者か、はともかくここまで多様な分化が進んだ植物ですが、学名はViola X wittrockianaと一本化されるのが普通です。要するに「交雑していますよ」ということです。| Field note of personal impression of wetland plant |
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