質問 |
利助の回答 |
いつ始めればよいのか |
基本的にはいつでも良いが、環境が安定し、植物が生長する時期を考えると4〜6月ぐらい(関東地方基準)に始めるのが妥当かと。 9月頃立ち上げた鉢は翌春の調子が悪かったので植物の生育に合わせて環境も安定していくように感じる |
用土が色々あって選べない |
何でも良いのは事実だが、ビギナーであれば荒木田土を単用すれば失敗は少ない。厚さを10〜15cmほどに塊をほぐすように敷き詰める。水生植物の用土は値段が高いし成分をよく見ると安価で入手できる用土のブレンドで肥料が入っている場合もあるので手を出さない。いかにも「入門者用」といった製品の方が難しいのはこの業界の常 |
セットアップにどのぐらいかかるのか |
材料が揃っていれば1時間以内。慎重に造り1ヶ月かけても何ら差し支えはないが結果は同じと思われる(汗) 水槽に比べて圧倒的に早くセットアップ出来るし、機能するのも早い。水が澄めば植物を植えても魚を入れても良い |
マンションのベランダなので夏はお湯になる |
(1)庭付き一戸建てに引っ越す (2)スノコに睡蓮鉢を載せる(コンクリートから離す) (3)簾で直射日光を遮る (4)レンガ囲いや大きなプランタに土を入れ、そこに睡蓮鉢を埋める(冬も有効) |
水が減ってしまう |
(1)雨乞いをする (2)水を足す (3)素焼き、テラコッタをやめる(第二部参照) (4)ひび割れをチェック |
とにかく安く仕上げたい |
百円ショップの丸型プランタ(大)、ボンド、黒土×3、穴塞ぎのプラ板は適当に調達、これで525円。植物やメダカは田んぼにGO、利助にたかる、などで無料調達
P:ALLダイソー調達のビオトープ 〆525円、水生植物はカムフロムその辺〆0円 |
とにかく高く仕上げたい |
睡蓮鉢のデザインをラルフ・ローレンに頼み、製作はマイセンに特注。鉢カバーはヴィトンに特注する。これで・・・いくらになるかは知らない。 金をかけても意味がない趣味の典型なので再考を。むしろ個人的には「金を極力かけない」ことに喜びを感じる貧乏アクアリウムだと考えている |
ファンシーな睡蓮鉢が欲しい |
器屋一信のカエルの睡蓮鉢は私も真剣に欲しいと思ってたりして(^^ゞ 探し回っても「これだ!」というものが見つかる確率は限りなく低いので究極は自分で焼く。そのために陶芸教室に入り、納得できる作品を焼く。絵付けは絵画教室に入り納得できる絵を描く。それから育成を始めれば一生退屈しないと思われる。が、モノになるかどうかは保証の限りではない |
濾過能力を強化したい |
池用のフィルターはあるにはあるが・・・あまり必要ないような気も。もともと鯉など水を汚す魚のためのもので植物と小魚中心の環境には不要と思われる。と言うか濾過を考えなければならないような環境はその時点ですでに負けている。タニシの殻に赤いマジックで「EHEIM」と呪文を書いて投入する方がマシかね |
車がないので睡蓮鉢を買ってこれない |
通販で買いなされ |
天気が悪く日照が少ない |
私の知ったことではない。気象庁にでも聞いて貰いたい |
台風や大雨で増水、浮草等が流失 |
金網を付けた排水孔を付けておけば安心。陶器製睡蓮鉢など縁が広いものならある程度は防止できる。そもそも宝蔵寺沼でムジナモが滅んだのは台風による増水、流失なのでタヌキモ類や浮草類はそれなりの配慮が必要 |
メダカが繁殖しない |
(1)水面近くに産卵するので浮草や浮葉を展開する水草を増やす (2)親が卵や稚魚を食ってしまう(アホだね^^;)ので隔離する (3)メダカを食う生物、スジエビやテナガエビ、ヤゴやタイコウチなどの水生昆虫が入っている (4)バイアグラを投入する(ウソ) |
質問 |
利助の回答 |
水換えは必要か? |
週に一回、全水量の25%〜30%を水温を合わせた上で塩素を中和し・・・は必要ない。ただしアオコが出た際などには有効。足し水程度では塩素中和も必要を感じない |
アオミドロが出た |
(1)まずはおめでとう。これで一人前だ (2)手で除去。植物が繁茂すれば自然に減ってくる (3)オタマジャクシを投入(季節限定だがアオミドロが増える時期と重なる) (4)予防策としてタニシを投入 (5)抑えに藤川を投入 |
水中に緑色の網が張ってある |
(1)そりゃ十中八九「アミミドロ」ですな (2)七人の小人がメダカ漁をしている可能性も |
アオコが出た |
(1)それはお気の毒に (2)換水する(非常に効果的) (3)予防策としてタニシを投入 (4)抑えに上原を投入 |
濁りが取れない |
(1)フナ、ドジョウなど暴れん坊を退去させる (2)ザリガニが潜んでいる可能性も(経験者) (3)換水する(非常に効果的) (4)予防策としてタニシを投入 (5)抑えに岩瀬を投入 |
バクテリアの素を入れたい |
バクテリアの素でも味の素でも自分の環境なのでご自由に。効果については知見が無く保証もできない。また投入することによる植物の生長に関するデータもない。専門用語ではこの状態を「気休め」という |
冬に氷が張る |
ウキクサ類含めて全く問題はない。睡蓮鉢すべて、つまり用土まで凍ってしまうと問題なので寒地では防寒対策(屋内に移動、土に半分埋める、など)が必要 |
底土がドブ臭い |
嫌気状態となっているだけ。肥料の入れ過ぎは問題だが、多くの水生植物は嫌気耐性があるので気にする必要はない。だって本物のドブでも水草は育っていますから
P:茨城県内のドブ川に生えるミクリ、ミズハコベ、アオミドロ(汗) |
質問 |
利助の回答 |
バッタが食い荒す |
(1)ばったバッタとなぎ倒す(テデトール) (2)カマキリを放す(カマキール) (3)番犬を放す(役に立たない) |
芋虫・毛虫が食い荒す |
(1)割り箸でつまんで捨てる(テデトール) (2)フルーツやヒマワリの種で鳥を呼び寄せ、ついでに食わせる(やったことが無いので効果は保証しない^^;) |
ミズメイガが出た |
(1)最悪・・・ (2)つまんで捨てて踏み潰す(経験者)
P:マダラミズメイガによるヒルムシロ浮葉の被害 |
アブラムシが付いた |
(1)生体に影響が少ないオルトラン(除虫薬)などを少量用いる (2)牛乳を噴霧器でかける(油膜で窒息) (3)テントウムシを放す |
スネールが増えた |
(1)テデトール、実はこれが早道&効果大 (2)カマボコ(スネールの好物)を瓶などに入れてトラップとし捕獲(カマボコール) (3)自然の一部と割り切る(ワリキール) (4)検便する(ポキール)・・もうええ、ちゅうに |
ヒルが出た |
(1)テデトール、実はこれが早道&効果大 (2)自然の一部と割り切る (3)ヨル鑑賞する・・(意味&効果はない) (4)究極の解決策↓ 生き物や水草を一時的に避難(水草にヒルや卵が付着していないか、精査は必要)しかる後にアメリカザリガニを数匹投入。ヒルやスネール、卵塊は10日で全部食われて居なくなる。 究極の召還魔法「毒は毒を以て制す」 |
ボウフラがわいた |
(1)やや飢え気味のメダカを投入 (2)自然の一部と割り切るが・・・痒いヨ |
タガメやミズカマキリが来た |
(1)テデトール(これしかない) (2)自然の一部と割り切るがメダカが気の毒 |
正体不明の生物がいる |
上記以外はゲジ(ミズムシ)、プラナリア、ハリガネムシ、カイミジンコ、カブトエビ、ホウネンエビ、マツモムシ(素手では危険)、ゲンゴロウ、ガムシ、タイコウチなどの可能性あり。ググるなり図鑑で調べる。害がありそうなら除去し、無さそうなら生暖かく見守る |
正体不明の人がいる |
通報する |
質問 |
利助の回答 |
生長、開花不良 |
(1)日照を確保する (2)追肥する (3)水質を疑う(場合によりpHや硬度も測定) (4)除草剤の影響を疑う(周囲に農地がある場合) (5)用土に問題がある(材質、量、連作障害など) |
抽水植物が発芽しない |
根茎や種子が水没していても発芽する植物(ミソハギ、タコノアシ、ハンゲショウ、サクラタデなど)、水没すると発芽しにくい植物(ハッカ、ヒメハッカ)がある。見極めが必要 |
外国産水草の花を見たい |
危険なので止める(開花=結実・繁殖の危険) |
何を育ててよいか分からない |
(1)田んぼ、湖沼、河川に見学に行く(どの様な環境に何が自生しているのか、まずは知ることが重要) (2)利助おじさんに教えてもらう(若い女性限定)
|
水面にツクシが生えている |
それはヒルムシロ科の花穂ですね |
ハスの花に女子十二楽坊がいる |
それは良かった、生演奏ですね。聴き終わったら病院にも行きましょう。保険証忘れずに |
北日本なので寒さが心配 |
深鉢を全部土に埋めて野池と同じ条件にし、その地方にある植物を使用する。雪で覆われればそれほど温度は下がらない
|
冬枯れした植物体の扱い |
(1)気になる部分を春先にアオミドロと一緒に除去 (2)放置しても害はない (3)種類により枯死体に見える部分から新芽を出すものもあるので注意 |
睡蓮鉢に機雷がしかけられている |
そりゃヒシかヒシモドキの種子ですな。放置しておいても爆発しないので大丈夫 |
沈水植物が育たない |
アサザやヒツジグサ、ヒルムシロなどの浮葉系、サンショウモやアカウキクサなどの爆殖浮草系を一緒に育てると光が遮られ沈水植物が育たないので注意。小まめに増えすぎた分を除去するか、鉢を分けるなどの工夫が必要 |
特定の種類だけ殖え過ぎる |
間引きする。放置すると強い種類だけが占拠してしまう。狭い水域でも生存競争があるのが当然。放置=ビオトープと考えるのも一つ。色々なスタイルがある |